「夫を育てるのが妻の仕事」に対して思うこと

「夫を育てるのが妻の仕事」

結婚して何度その言葉を耳にしたかわかりません。

私の夫は同居を始めた当初、座って命令するだけの人で、家事もまったく分担しない、私が妊娠してもまったく助ける様子もありませんでした。

そんな夫とどう接していったのか今回お話ししたいと思います。

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思ったのと違った夫婦生活のはじまり

我が家は結婚してから2年弱の間、別居婚をしていました。

お互い転勤のある仕事だったので、人事の調整のため同居に至るまで2年かかりました。

やっと一緒に住むことができたとき、私は既に妊娠6か月でした。

私はパートナーとなる人には自活できる人を望んでいました。

夫は一人暮らし歴は10年以上あり、クリスマスには手作りのローストチキンをふるまってくれました。

彼の部屋は清潔で、彼の服からはいつも良い香りがしました。

不安な妊婦生活もきっと彼なら支えてくれるだろうと思ったのです。

そして同居して彼は私に言いました。

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俺、実は包丁使えないんだ。

「彼女」から「妻」に変わったとき

夫の実家は古くから続く田舎の家です。

家父長制が強く残っており、家事育児は全て夫の母がしていたそうです。

正月や盆などに義実家に集まっても夫の父や夫の兄は何もしません。

(ちなみに夫の兄は離婚されました。)

同居して、彼は私をこう呼びました。

「茶。」

私が彼女だった時は絶対言わなかった言葉でした。

これは大変な人と結婚したな、と思いました。

「思ったのと違う」というのは、結婚したら絶対あるとは思っていました。

しかし、私が思っていたのは生活習慣が違うなどの次元であって、まるで人が変わるのはちょっと想定していませんでした

料理?しない!

洗濯?しない!

掃除?しない!

買い物?しない!

なぜならそれは妻の仕事だから。

共働きだけど、妻の仕事は趣味だから。

もう彼女じゃないから、もてなさなくていい。

今もてなされるべきなのは夫である俺!

そんな感じでした。

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俺そんな酷くなかったよ、いやそうなのか…。(本人談)

夫は子どもや犬なのか

「夫は子どもだと思って妻が育てるべし」

「夫は犬だと思って餌をやり、芸ができたらほめるべし」

さすれば、妻もハッピーライフを送ることができるだろう。

方々で言われている言葉ですね。

そうか、同じ大人だと思うから苦しいのか。

大きいけど実際自分の世話もできないなら子どもや犬と同じだよね。

そう考えそうになっている自分がいた時もありました。

自分の世話もできないのに専業主婦を馬鹿にする夫を嫌いになりそうになった時期もありました。
(当時のことをツイッターでつぶやいたら見事炎上しまして、面倒なので消去しました。(笑))

それで、夫は子どもなのか犬なのか…って見て独立した成人だと分かるはず。

子どもや犬だから仕方ないもんねって思おうとしているだけにすぎませんでした。

私も包丁使えるようになるには練習したものです。

だしの取り方、長持ちする野菜の保存方法、アイロンのかけ方、服の修繕方法…。

習得するには努力が必要で、家事能力は女性が生まれつき備わった機能ではありません。

もちろん家事に向き不向きはありますが、身に着けようと思えばできるものです。

夫はその努力をしてこなかっただけのただの成人です。

他人を変えるよりも自分を変える?

もう1つよく聞くのが「他人を変えるより自分を変えろ」というもの。

私はこの言葉に対してある前提が抜けていると感じます。

変える方が理不尽を受けていないことです。

例えば今回の我が家の例で言うならば、夫の行動は妻を奴隷扱いするものです。

夫の妻の奴隷扱いをそのままに自分を変えるとは、つまり自分が奴隷であるということを認めるということです。

それで良いのでしょうか…。

私はメンタル壊す自信がありました。

あくまで夫は対等な存在でいてほしい

私が伴侶にしたかったのは人生のパートナーです。

結婚してからも子どもを産んでからもそれは変わっていません。

子どもでも犬でもなく、リードや手つなぎも必要ない、独立した1人の大人を求めていました。

私は夫と話し合いの場を持ちました。

これからどんな関係でありたいのか。

今の関係はその希望にあっているのか。

私たちがこれから望む関係であるためにどうするべきなのか。

夫と話す中で、妻は共に人生を歩むパートナーであってほしいと夫も思っていることを知りました。

しかし、妻を下僕のように扱っていては夫の思うような関係にはなれないよね、という話をしました。

1つだけ、結婚前から変わっていなかったこと

彼女から妻になって私の扱いを180度変えてきた夫でしたが、結婚前と同じだったことが1つありました。

人の話を聞けること

でした。

彼は公序良俗に反しない限り私の話を否定しません。

私の要望は彼にとって今までの家族観を破壊するものだったと思いますが、それでも私の話を否定せず聞いてくれたのは彼が話を聞ける人間だったからだと思います。

その代わり、彼は「すぐ忘れる」という特性もあったので、何度も約束を破られることになりましたが…。

その都度に何度も何度も話し合いました。

母がいいました

「結婚生活は夫に何か1つだけ良いところが見つかれば続けることができる。」

私の母の言葉です。

当時独身の私は

いや、1個だけとかww私はもっとたくさん良いところある人見つけるわ(笑)

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とか言って母の発言を笑ったものでした。

パートナーを持った今、母の言っていることがわかった気がします。

今回悪者の夫ですが、彼にももちろんいいところがたくさんあります。

しかし、夫婦関係を継続させるのに立ちはだかる壁を乗り越えるには状況を改善してくれる、根本となるものが1つあれば大丈夫ということではないか、と考えるようになりました。

私にとってそれは夫の「人の話を聞ける」ことだったんだと思います。

ちなみに母にとっての父の良いところは

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お金!

だそうです。

母よ…

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まとめ

夫婦と一言で言っても同じ夫婦はいませんから、夫婦の数だけそれぞれの関係があると思います。

私の父は母のことを家政婦程度に思っていて、片や母は父のことを放し飼いの犬くらいに思っている節があって、それで30年婚姻関係が続いています…。
(実際どう思っているかは聞けていません。個人の感想です。)

私は夫とは人生を「共に」歩むパートナーであってほしいと思っていて、それができないなら正直結婚する意味はないと思っています。

彼が人の話を聞けない人間だったなら、私は間違いなくシングルマザーの道を選んでいたと思います。

まだ結婚して4年ちょっとの新しめ夫婦なので、これからたくさんの課題にぶつかるでしょうが、今後も夫と二人三脚で乗り越えていけたらと思っています。