★見本付き★保育園の就労証明書の書き方がわかる!
育児する人が働くには必要不可欠な保育園。
入園にはもちろん申し込みが必要ですが、必要なのは申し込み用紙だけではありません。
必要書類の1つに就労証明書というものがあります。
ちなみに私は保育園入園を考えるまで、就労証明書というものの存在すら知りませんでした。
これから入園を考えている保護者の方にも昔の私と同じく就労証明書がいまいちピンとこない人もいるかもしれません。
今回はそんな就労証明書についてお話したいと思います。
スポンサーリンク就労証明書とは
まず、保育園は家庭で保育ができない場合のための児童福祉施設であることが前提となります。
そのため家庭で保育ができない理由を添えたうえで入園の申請をしないといけません。
就労証明書は就労のために保育園を利用したい人が、就労していることを証明するためのものです。
就労証明書はどこで入手する
就労証明書は各市区町村で入手できます。
各市区町村役所ホームページからダウンロードできるようになっていることが多いです。
「○○(お住いの市区町村) 就労証明書」で検索していただければ該当のページにアクセスできると思います。
就労証明書の様式は市区町村によって異なりますが、2017年に内閣府によって標準的様式が発行されました。
義務化されたわけではなくあくまで活用の推奨という位置づけなので、2018年現在すべての市区町村で子の様式が使われているわけではありませんが、活用している市区町村も出始めています。
もともと就労証明書様式の標準化は対応する企業の稼働を削減することが目的ですが、様式が統一されると保護者側も情報収集しやすくなるので、良いですね。
また、就労証明書は1世帯1部ではなく、就労している保護者分用意する必要があります。
就労証明書は誰が書く
就労証明書は雇用元が入園を希望する保護者を雇用していることを証明するためのものですから、本来雇用している側が書くべきものです。
しかし、事務処理担当が多忙などの事情で記入欄の一部を保護者側が記入し、最終的に社印を押してもらう…というような組織もあるかもしれません。
所属の事務処理担当に確認しましょう。
ちなみに私の会社では娘の名前だけ私が書いて、残りは会社に書いてもらっています。
就労証明書書き方例
ここでは2017年に内閣府より発行された就労証明書標準的様式を用いて例を示します。
例えば情報通信業の会社に勤める育休明けの人が平日9:00~18:00で働こうとした場合、以下のようになります。
就労証明_見本(エクセル)
業種
従事している業種を選択してください。
所定の様式のプルダウンに当てはまる業界がない場合は、「その他」を選択の上、右欄の括弧に詳細を記入してください。
就労者氏名
証明を受ける就労者の氏名とふりがなを記入してください。
就労者
就労者が現に居住する住所地を記入してください。
雇用(予定)期間
・有期の場合はプルダウンから「有期」を選択し、雇用契約期間を記入してください。
・無期の場合はプルダウンから「無期」を選択し、雇用期間は空白にしてください。
勤務先事業所名
就労者が通常勤務している事業所名を記入してください。
私の夫の例を紹介しますと、夫は出張が多いので通常勤務している場所というのが特に決まっていません。
この場合複数デスクのある場所のうち、強いて言うなら一番多くいる場所を1つ選んで記入しています。
勤務先住所・電話番号
就労者が通常勤務している事業所の住所・電話番号を記入してください。
雇用の形態
プルダウンから当てはまるものを選択してください。
当てはまるものがない場合は「その他」を選択し、右欄の括弧に詳細を記入してください。
また、内職やフリーランスは原則自営業になりますが、各市区町村に確認が必要となります。
就労時間(固定就労)
だいたいの就労する曜日を選択して、休憩を含めた1日の就労時間を記入してください。
就労時間(変則就労)
単位期間として当てはまるものをプルダウンから選択し、当該単位期間当たりの就労時間を記入してください。
就労実績
過去3か月分の1か月あたりの就労日数を記入してください。
3か月の実績がない場合は、実績のある月があれば記入の上、今後の見込み日数を記入してください。
産前・産後休業の取得
「労働基準法」に基づく産前・産後休業の取得状況として当てはまるものをプルダウンから選択した上で、取得期間(予定)を記入してください。
育児休業の取得(予定期間)
「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」第2条に規定する育児休業の取得状況として当てはまるものを所定の選択肢から選択した上で、取得期間(証明日において育児休業の取得前又は取得中である場合には、取得予定期間)を記入してください。
保育所等の利用が可能となった際に育児休業を短縮することができる場合には、短縮可能期間の欄に復職可能な年月日を記入してください。
また、保育所等の定員超過などの理由により、保育所等の利用が困難な際に育児休業を延長することが出来る場合には、延長可能期間の欄に育児休業延長可能年月日を記入してください。
復職年月日
育児休業等を終了(予定)年月日を記入してください。
備考欄
特記事項があれば記入してください。
たとえば、育児短時間勤務制度の利用の有無、保育士としての勤務の有無等を記入することが考えられます。
なお、記入事項については、各市区町村が利用調整等のために記入を求めるものほか、証明事業者が市区町村に特に配慮を求めるものを記入します。
保護者記入欄
就労者本人が養育する就学前子ども全員の、氏名、生年月日、保育園(保育所のほか、認定こども園や地域型保育を含む。)の利用状況を記入してください。
欄が足りなければ欄を追加できます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
就労証明書のイメージは掴めましたか?
ただでさえ忙しい子育て世代ですから、事務処理はささっと済むに越したことないですよね。
円滑な保育園申し込み手続きの助けになれば幸いです。
(参考)
保育の必要性の認定の際に用いる就労証明書の標準的様式について
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/bukai/dai2/20170919/170919dai203.pdf