食洗機で食器洗いの分担を夫が果たせるようになった話

2018年10月8日

 

人はご飯を食べなければ生きていけません。

そうなるとついて回るのが食器洗い…。

我が家では今、夫が食器洗いを担当しています。

しかし夫が食器洗いをできるようになるまで苦労もありました。

夫が安定して毎日皿洗いができるようになったのは結論としては食洗機を買ったからです。

今回は夫が食器洗いの分担を果たせるようになるまでの話をしたいと思います。

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食洗機を導入したきっかけ

実は食洗機を買おうと言い出したのは私ではなく夫でした。

結婚当初これからどう生活していくか話し合い、夫の「皿洗いならできる。」という言葉で皿洗いは夫の担当となりました。

しかし、皿を洗ったのは最初の数日だけ。

実家にいたときは母親にすべての家事をさせていて、独立してからはコンビニ弁当で生きてきた夫には、皿を洗うということができなかったのです。

毎日汚れた皿がシンクを占拠してまともにご飯が作れませんでした。

水を使いたいのに積み重ねられた皿が邪魔をして水が汲めません。

ご飯に必要な皿だけとりだして都度洗って、ただでさえ時間が必要な炊事なのにますます時間がかかりました。

そんな私を横目に「ごはんまだ?」と呑気に尋ねる夫…。

やがて長期間洗われなかった皿から異臭が発生し、変な色の付着物がこびりつき…。

注意するも「ちゃんとやるよ。」という言葉だけでまた何日も放置。

耐えかねて私が洗い始めるといつの間にか食器洗いが私の仕事になっていました。

約束が違うと抗議すると「ちゃんとやるよ。」と言うも約束を守ったためしがありませんでした。

私は毎日イライラして夫婦喧嘩に発展し、「約束を守れない人とは一緒にいることはできないから別れて。」とまで言い出す始末…。

離婚まで妻が考え出して、やっと真剣に考えたのでしょうか。

冒頭の食洗器を買おう発言になったのでした。

結婚してから2年がたとうとしていました。

 

本当に食洗機で問題が解決するのか?

私は食洗機で本当に楽になるのか疑っていました。

食洗機はなんだかんだで人が手で皿を入れなければ始まりません。

果たして今までまともに皿洗いができなかった夫がやるようになるのか。

どうせ私が皿を入れる毎日になるだけなんじゃないの。

約束破られる毎日に変わりないんじゃないの。

懐疑的に夫を見る私とは対称的にキラキラした目で食洗機のカタログを見る夫。

 

結局買いにいきました。

私は最後まで乗り気ではありませんでした。

しかし夫が

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費用は全額俺が負担する。食器洗いは最初簡単だと思ったけど簡単じゃなかった。でも食洗機なら絶対俺でもできる。

と言うので、買いにいきました。

 

使ってみたらすごく良かった

夫が食器手洗いをできなかった理由がこちらです。

・毎日30分の作業が地味につらい。
・洗っても綺麗にならない。
・スポンジをすぐダメにして妻に怒られる。
・信じられない量の洗剤を使って妻に怒られる。
・水切り籠に入れても乾かない。

食洗機はこれらの原因をすべて解決してくれました。

時間の節約

パナソニック株式会社が行った調査に、食器洗いに費やす時間とその価値をテーマにした調査があります。

家庭において1回19.4分の食器手洗いを1日2回平均的に行っているというものです。

また、ライオン株式会社での「食器洗いに関する意識調査」でも1日に25.2分という調査結果があります。

両方の調査からもわかるように、1日に30分近い時間を皿洗いだけに費やしていることがお分かりいただけるかと思います。

たかだか30分と考える人もいるかもしれませんが、これが土日祝日も毎日ですので、年間にすると0.5時間×365日=182.5時間です。

例えばに2018年の私の出社日は213日になるのですが、会社に出社して1時間弱毎日会社で皿を洗うのと同じ数字ですね。

そう思うとちょっと気が滅入りませんか?

食洗機の場合、手を使う工程は食洗機に皿を入れるところだけです。

時間にすると5分程度なのでで、8割強の時間をカットすることができます。

技術が要らない

食器洗いは一見簡単に見えて、コツを抑えないと皿の汚れが落ち切らなかったり、スポンジがすぐに劣化します。

例えば食べ終わったカレーの鍋は時間がたつとなかなか落ちなくなります。

夫はそれを解消する方法を知らず、信じられない量の洗剤をスポンジにつけて力任せにこすります。

スポンジはすぐダメになり、本人としては頑張ったはずなのに汚れは残り、結果は散々です。

昔の食洗機は洗い残しもあったそうなのですが、我が家の食洗機はよほど詰め込まなければ綺麗に洗ってくれます。

また、水切り籠に入れても乾かないという問題もありましたが、それも食洗機が解決してくれました。

夫は洗った食器の置き方も適当で、お皿同士がくっついていたりして乾いてなかったりしたのですが、食洗機は乾燥までやってくれるので、そんな悩みも持つ必要がなくなりました。

 

我が家は食洗機、買って良かったです

食洗機を買ってからは夫の抱えていた問題が解消され、約束を守って家事の一翼を担ってくれています。

食洗機を購入する前は、綺麗に洗えないとかは努力や勉強が足りてないと思っていたし、できないことを棚に上げて道具に甘えて良いんだろうかと思ったこともありました。

今回の件を通じて、甘えていいんだと思うようになりました。

楽になればハードルも下がり、継続することができるようになります。

似たような例で、私は洗濯板が使えませんが洗濯機で楽に服をきれいにしています。

手洗いなら膨大な時間がかかっていたでしょうが、洗濯機のおかげで空いた時間を娘を抱きしめる時間に使ったり仕事に行くことができています。

食器も衣類と同じように道具で洗える時代が来たことを素直に受け入れて良いんだと思います。